プロ野球のOPSとは何?
皆さん野球の個人成績一覧などを見る時にOPS と言う文字をよく見てことがありますよね。
それをいったい何なのか今日は解説していきたいと思います。
目次
OPSとは?
つまり
OPSと聞いたら一瞬複雑そうに感じてしまうかもしれませんが実際は簡単です。
ではなぜこのような指標を使うのでしょうか。
OPS がどうして用いられているのかと言うと打率、出塁率、長打率よりも一番得点との相関関係が高いからです。
つまりOPSが高ければ高いほど得点が入りやすくなるということになります。
ここ近年におけるOPSの平均値
ではここでここ数年のOPS の平均の値を見てみましょう
2010年 .740 .739
2011年 .642 .656
2012年 .648 .658
2013年 .699 .708
2014年 .720 .707
2015年 .672 .703
2016年 .698 .706
2017年 .696 .706
2018年 .730 .723
2018年はここ近年と比べると OPS の値が増加していますね。
この表を見て1年間の間で最も振れ幅が大きいのが2010年と2011年の間の1年です。
これは2011年から導入された統一球の影響を受けたと考えられます。
ボールが飛ばなくなるので長打率が落ちることは必然的ですしこの結果は当然と言われれば当然ではあります。
2018年のOPSランキング
ではここで2018年のOPSランキングを見てみましょう。
2018年パリーグ
1位 ホークス 柳田悠岐 1.092 (.352) [1位]
2位 ライオンズ 山川穂高 0.985 (.281) [11位]
3位 オリックス 吉田正尚 0.956 (.321) [4位]
4位 ライオンズ 秋山翔吾 0.937 (.323) [2位]
5位 ライオンズ 浅村栄斗 0.910 (.310) [5位]
2018年セリーグ
3位 スワローズ 山田哲人 1.014 (.315)[10位]
4位 DeNA ソト 1.008 (.310)[11位]
5位 DeNA 筒香嘉智 0.989 (.295)[16位]
ではまず2018年の成績から見ていきましょう。
かっこで書かれているのがその選手の打率です。
横のかぎかっこで書かれているのは打率の順位です。
パリーグを見てみると1位がソフトバンクホークスの柳田悠岐選手でOPSも打率も1位になっています。
またその他を見ても OPS の順位上位5人のうち四人が打率のランキングのトップ5に入っています。
一方でセリーグを見てみると1位の広島東洋カープの丸佳浩選手の打率は 3割6厘でこれはセリーグの打率ランキングで14位になります。
またその他の人を見ても OPS の順位上位5人の中に打率ランキング上位5人の人が一人もいません。
これはとても面白く必ずしも打率が高くなくても得点に寄与できることを示しています
歴代のOPSランキング
ではここで歴代のOPS10傑を見ていきましょう
1位 巨人 王貞治 1.295 1974年
2位 巨人 王貞治 1.258 1973年
3位 阪神 ランディバース 1.257 1986年
4位 ロッテ 落合博満 1.244 1985年
5位 ヤクルト バレンティン 1.234 2013年
6位 ロッテ 落合博満 1.232 1986年
7位 西武 カブレラ 1.223 2002年
8位 巨人 王貞治 1.214 1966年
9位 巨人 王貞治 1.213 1967年
10位 巨人 王貞治 1.212 1976年
どの方もプロ野球の歴史に名を刻んだ名プレーヤーばかりですね。
特に王貞治選手は10分の5を占めています。
ちなみに11位、12位、13位、14位、17位も王貞治選手がランクインしています。
9シーズンが20傑に入っているなんてバケモノですね(笑)
データを活用しよう!
みなさんいかがでしたか
是非OPSのみならず様々なデータを活用して野球を楽しんでみてください